絶滅危惧種から見たわたしたち

わたしは絶滅危惧種を守ろうという考え方が嫌いだ。
種の法則からすれば、淘汰される運命にある生き物を故意に生き長らえさせることをする必要があるのだろうか。

生き物がその環境に順応出来なければ、進化するか絶滅するかしかない。その生き物が多く生存していたときは何にもしないで、少なくなってきたら急に手のひらを返したように守ろうとするのは人間のエゴのような気がする。
たぶん、わたしが絶滅危惧種のイリオモテヤマネコだったら、「何を今さら」というだろう。「何を今さら俺たちの住処を奪っておいて」などというのではないか。

わたしたち人間だって今後は絶滅する運命かもしれない。
そうなると人間は人間を絶滅危惧種に指定するんだろうか。
その時、わたしは言ってやる。
「何を今さら」って。

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