子供が小学生のときに授業で使った絵具セットと習字セットは、授業が終わってしまえばお払い箱になる。
よほど絵を描くのが好きとか習字が大好きな子でもなければ、二度と使われることはない。
まだ使えるものを捨てるという行為は、「もったいない」ことだ。
きっと、もったいないおばけが出てくる。
じゃあ親が使えばいいのではないかとも思うのだが、わたしは絵画と習字に全く興味がない。
それなら、今流行りのメルカリなどでただ同然で売ったら売れそうだ。
しかし、メルカリで売って運送業の方々の手をわずらわせるのも気がひける。
習字セットが遠く沖縄や北海道まで運ばれてしまう可能性だってあるのだ。
平日の高速道路がトラックでいっぱいなのは、わたしたちがネットでものを売ったり買ったりしているせいだ。
何かが引っかかる。
学校の授業で使うこうした〇〇セットの類はなんとかならないものだろうか?
とはいえ、親は子にまだ使える古いものを与えずに新しいものを買い与えてしまう習性がある。
わたしもそうだった。
親の「見栄」というおばけを退治する必要がある。
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