絞り袋

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

今日ほど100円ショップに感謝したことはない。

昨今、ケーキの生クリームをデコレーションする時などに使う「絞り袋」は、スーパーであまり見かけなくなった。

妻は、クリスマスシーズンになるとスーパーで生クリームを買ったときについてくるおまけの「絞り袋」をストックしておき、お菓子作りに使うのが常だった。

しかし、去年のクリスマスあたりから、生クリームに絞り袋のおまけが付かなくなってしまった。
コスト削減の一環だろうか。

クリスマスシーズンにストックできなくなった絞り袋を買おうとわたしは妻と出掛けた。
実はここ最近、絞り袋を買おうといくつかスーパーをまわっていたのだが、どこにも絞り袋は置いていなかったのだ。

妻は明らかにいらいらしていた。
絞り袋を使ったお菓子作りを遮られることは、彼女にとってはストレスなのだ。

イオンにならあるだろうと行ってみた。
「口金つきの絞り袋」は売っていた。しかし、「絞り袋単体」では売っていなかった。
しかも、この「口金つきの絞り袋」は、バレンタインデーの特設コーナーに置いてあったようで、ふだんは置いてない商品のようだった。

「じゃあそれでいいじゃん」とわたしが言うと、

「自宅に絞り用の口金は沢山あるので口金つきの絞り袋は買いたくない。
 絞り袋だけが欲しいんだよ!

との妻のお達しが下った。

最後の砦、100円ショップに行った。
すんなりと絞り袋が単体で10枚1セットで売られていた。妻は2セット(20枚分)買った。

100円ショップに到着する前までは、「あんたが悪い!」みたいな光線が妻からわたしに出ていた。(ように感じた)

100円ショップに絞り袋が置いてあり、わたしはほっとしたのだった。

今日ほど100円ショップに感謝したことはない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました