【写真/だるま4号とサービスだるま】
毎正月にわたしは東海村(日本で最初に原子力の灯がともった村。JCO臨界事故でも有名)にある村松虚空蔵尊にお参りに出かける。
毎年同じ店で達磨を買う事にしている。去年買った達磨より一回り大きい達磨を買うのだ。
今年わたしが買った達磨は4号サイズのものだった。高さは25cmくらい。お店の人に聞くと20号まであるらしい。毎年ワンランク上を目指して(人生じゃないですよ。達磨ね!ダ・ル・マ)いるので、20号の達磨まではまだまだ遠いようだ。
ところで、わたしが毎年達磨を買っていく事をお店の人も知っていて、去年あたりからおまけがつくようになった。小ダルマをサービスでくれるのだ。今年は店内で甘酒まで飲ませてもらい、帰りがけに缶コーヒーまで持たせてくれた。
他にも客はいたが、そこまでしてもらっている人はいないようだった。
わたし自身はコミュニケーション上手ではないし会話上手でもないのだが、毎回その店でちょっとだけ会話をすることにしている。最後に「また来年くるからね!」と言うのだ。
わたしもお店に対して多くを望んでいるわけでもないし、お店の人も客に対して多くを望んではいまい。(4号の小さい達磨を買う客などいくらでもいる!)
しかし、「人」と「人」である以上、ちょっとした触れ合いを望んでいるのかもしれない。
むしろ多くの触れ合いなどは必要ないのかもしれない、と思う。
同じものを買ったとしても、同じものを売ったとしても、後で心に残る差がつくのはちょっとした部分だ。
結局コミュニケーションが人生を豊かにしている。
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