ブルーベリージャムを作っている最中の鍋を覗き込むと、あるシーンを思い出す。
子どもの頃に読んだ童話に登場する悪い魔女。
「イッヒッヒ」とか言いながら、得体のしれない液体をぐつぐつ煮立てている。子供たちや王女さまに飲ませるための毒薬だ。
わたしにはブルーベリージャムの作成途中がどうしても魔女の作っている毒薬にみえてしまうのだ。
たぶんブルーベリーを煮込んだときの色合いが「イッヒッヒ」の魔女の毒薬を連想させるのだと思う。
実は、童話に登場する魔女たちはこれからできる美味しいジャムの味を想像して「イッヒッヒ」だったのではないだろうか。
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