スマートフォンをバイブレーションモード(静音モード)にして、あまりしっかりしていないテーブルの上に置いた状態で着信があったときはけっこう驚く。正直わたしは心からビクついていたりする。
これは心臓に悪いと思い、設定を変えることにした。まあ、そもそも音で着信に気づこうが、ブルブル震えたことで着信に気づこうが、どちらも着信内容が気になってしまう心理に相違はない。
いっその事、着信があっても無音と無バイブレーションという設定はどうかと考えた。これなら自分から確認しない限りスマホに驚かされる心配はない。無音&無バイブレーション設定だ。
この設定にして3週間が過ぎようとしているが、快適な事この上ない。
主権が自分に渡された感じがする。自由に生きる権利を手に入れた!と言ったら大げさだが、いかに自分がスマホのいいなりになっていたか良く分かった。今までは少しでもスマホが震えたり音が鳴ったりするとすぐにスマホに手を伸ばしていた。これは傍目には、スマホに操作されているように見えなくもない。しかも一度スマホに触れてしまうと着信のチェック以外のこともしてしまう仕組みがLINEやTwitterなどのSNSにはある。
一日の中で、スマホがちょっと震えただけでスマホに数十分触れることになる。この光景はもはや中毒ではないのか。いや中毒症状そのものだろう。覚せい剤って怖いね、などと芸能人などが捕まったときにまことしやかに話したりするが、スマホも覚せい剤に劣らず怖いものではないだろうか?でも、スマホの設定は自分で簡単に変えられる。後戻り出来なくなる前に時々設定を見直してもいいと思う。
時間は貴重だ。スマホを初期設定のまま使って、人生の貴重な時間を浪費するのは悲しい。
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