いいわけはないが、高額医療費控除というものがあるので、請求すれば支払った額の半分以上は返ってくる。
母が救急車で運ばれ手術の甲斐なく急逝した。
落ち込んでいるわたしたち遺族のもとに送られてきた診療費請求書を見て愕然とした。
約52万円の請求書。とても支払う気分にはなれない。
最初「全国健康保険協会」に問い合わせたが、母は加入者ではなかった。(当たり前だ。母はすでに仕事を辞めて年金生活だった。国民健康保険がこの場合の問い合わせ先だった)
母の住所のあった市町村の国民健康保険課に問い合わせて、『高額療養費支給申請書』というものをもらった。
必要書類は、この申請書の他に支払ったことを示す病院からの領収証。
申請書を送ってから約2ヶ月。
わたしの口座には、48万円ほどの払い戻しがあった。
実際にわたしが支払った金額は、4万円ほどになる。
庶民がこの制度を利用するかしないかは大きな違いだ。
あらためて、公共の制度というものの認識は必要だと感じた。
国民健康保険ではないが、全国健康保険協会のホームページでは、実際にどれ位払い戻しが受けられるか試算できる。だいたいの目安にはなる。
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