果物なのに「狩り」

そういう気持ち

狩る」という言葉を辞書で引くと

「狩る」の意味
  1. 鳥獣を追いかけて捕らえる。狩りをする。
  2. 罪人などを捕らえるために捜し求める。
  3. 花や草木を、観賞するために尋ね探す。

引用 Weblio辞書より – https://www.weblio.jp/content/%E7%8B%A9%E3%82%8B

とある。

よく「リンゴ狩り」や「いちご狩り」と称して果物を木から直接取ったりするが、この場合の「狩り」に対しては辞書に当てはまるものが無い。

リンゴやいちごは罪人ではないし、鑑賞するために取りに行くわけではない。
あくまで食べるために取る。

きっと紅葉狩りなどから派生して、リンゴ園やいちご園の農家が商売の為に考えた言葉に違いない。

古書狩り」というタイトルの小説が存在する。
辞書の意味に当てはめると「古書を追いかけて捕らえる」が近いだろうか。
なんとなく古書マニアが本を追いかけるイメージがわいてくる。

本来交わらない言葉同士を組み合わせてみると、新しい言葉が誕生する。
人が言葉を作るのだ。
自分はどんな言葉を作ってきただろうか。

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