常にスマホを手にしている現代人なら違和感なく読める構成の小説本。
基本的に、見開き左側が小説、右側はスマホ画面が描いてある。

要するに右側のスマホ画面と左側の文章が物語の進行に連動している構成なのだ。
本書の正式タイトルは、「スワイプ厳禁 – 変死した大学生のスマホ」となっている。
内容は、都市伝説を扱ったちょっと怖いストーリーだ。
本書のページ構成もあってか、自分がスマホを操作して怖い話に突入していく感じがする。
ページの半分がスマホ画面であり、小説部分は改行も多く文字数も少ないため30分もあれば全部読めてしまう。
動画になれて文字を見なくなったわたしのような現代人にはちょうど良い長さの小説だ。(お値段も安いし、税込499円!)
「昔、スマホってあったよなあ」と何年か経って開いたら当時の事が思い出されて面白い本かもしれない。
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