巣立ち後のツバメの生態

そういう気持ち

今年、我が家に巣を作った親ツバメの子が巣立ちをした。

巣は何度も蛇からの攻撃を受けたが、親ツバメの叫びに気づいたわたしがタイミングよく守ったおかげか、2羽の子ツバメが飛び立った。
巣立ち後の巣は無残にも地面に落ちていた。わたしの予想では、飛び立った勢いで落ちたのではないかと思われる。(思うだけだが…)

翌朝、自宅に伸びている電話線に2羽の子ツバメが止まっていた。
最初見たときは普通の親つばめかと思ったが、よく見ると産毛がはえていてどことなく丸っこいので分かったのだ。

電話線に止まった子つばめは、ほとんど動かない。人が近寄っても飛ばない。(というかまだうまく飛べないのだ)

その後、子ツバメは2日ほど姿をみせなかった。再び電話線に止まっている子ツバメを見かけた。しばらく見ているとやはりあまり動かない。ぼぅっとして何かを待っているようだ。

すると、どこからともなく飛んできた親ツバメが電話線に止まってる子ツバメの口に餌をあげに来たのだ。巣立ちしたと思われた子ツバメ。なんとまだ親離れが出来ていなかったのだ。わたしは一連のなりゆきを見て、どこか身につまされたような心持ちになった。

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