ラズパイはブレッドボードを介して色々と試すことができるので楽しい機械です。しかし圧電スピーカなどのように直接GPIOポートにつなげることが出来る機材の場合、ブレッドボードが邪魔な気がします。
こんな感じ…
わたしは圧電スピーカを使って時報や音楽を流したりしているのですが、ブレッドボードを介さずに直接GPIOポートから圧電スピーカに繋げる方法はないかと考えていました。でもわたしは不器用なので出来れば半田ごてを使わない方法がいいのです。2つ考えてみました。
[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 接続コネクターでつなげる
- 圧着端子を使う
[/list]
今回1の接続コネクターでつなげるを実際にやってみます。
必要なもの
接続コネクター
わたしはエーモンの接続コネクターNo.2824を購入しました。8個(4セット分)入っているので十分です。(失敗しなければ!)
接続コネクターはつなげる線の太さによって種類があるので注意してください。0.5sq以下という表示であれば圧電スピーカやジャンパー線の太さとちょうど良いです。
プライヤー(接続コネクターと配線を固定するのに使います)
ハサミ
《写真なし》
配線コードの被覆をむくのに使いました。
本当は、電工ペンチやワイヤーストリッパーなどあれば更にいいのでしょうが持っていなかったので。
以上の3点です。
圧電スピーカに接続コネクターを取り付ける
圧電スピーカです。
接続コネクターを取り付けるとこんな感じになります。
では、やってみます。
といっても大してすることがないですが…
しかし、わたしはこの工程で失敗したので、お伝えしておきます。(慣れている人には常識的なことなのかもしれませんが)
黄色い部分が圧がかかる部分です。
配線の被膜がこの黄色い部分にほとんどかからない場合、例えば以下のような場合は失敗します。
プライヤーで押さえつけても接続コネクターから配線がするっと抜けてしまうのです。
一度接続コネクターをプライヤーでしめてしまうと元に戻せません。(わたしは3つくらいダメにしました。アホですね)
だいたい以下の写真くらい配線の部分(赤い部分)がかかっていれば大丈夫です。
奥まで線を入れた様子。
横から見た図。
すいません。なぜか幻想的な写真になってしまいました。
あとはプライヤーでカチッというまでおさえつけます。(力を入れすぎると割れてしまうので注意!)
完成。
わたしはアホなので、この状態でラズパイのGPIOポートにつけられるかと思ったのですが、接続コネクターが思いのほか大きくGPIOピンの隙間に入りませんでした。ですからジャンパー線に接続コネクターを取り付けて先ほどの圧電スピーカとつなげるようにしました。
ジャンパー線に接続コネクターをつける
ジャンパー線です。(オスーメスタイプ)
ジャンパー線はそのまま接続コネクターに奥まで差し込んでプライヤーで締めればうまく行きました。(被膜の長さは調整の必要なし)
圧電スピーカ側とつなげた様子。
接続コネクターはオスメスなどはないので、以下のようにつなげたい同士を上下の向きでカチッとつなげることができます。
ラズパイとつなげる
こんな感じでストレートにつながりました。(でもちょっと接続部分がやぼったいですね)
全体像。
接続端子同士はつなげた後も外すことは可能なので接続コネクターの取り扱いは楽です。
でもご覧の通り少し接続部分が大きいので圧着端子を使う方法の方がスリムになりそうです。
機会があれば挑戦してみようと思います。
おまけ:圧電スピーカで「ハレ晴レユカイ」の冒頭部分
ちなみに圧電スピーカの音は基本割れた音色なのですが、わたしとしては妙に落ち着きます。
圧電スピーカで「ハレ晴レユカイ」の冒頭部分
[MP3 Download]
C言語+WiringPiというライブラリを使うと圧電スピーカでこのようなことが出来ます。
以上、圧電スピーカをブレッドボードを介さずにつけたいでした。
コメント