これまで告別式に何度となく参列した。
告別式での坊さんのお経やへんな楽器演奏(?)は、よく意味が分からないので、わたしはたいてい目を閉じて寝ている。
ただ告別式の中で必ず起きている時間がある。
喪主挨拶の時だ。
これまでわたしが見た喪主挨拶の割合からすると、用意した紙に書いた文面をそのまま読む通り一遍のお礼の挨拶をする喪主が9割、何も見ないで自分の言葉で挨拶する人は1割くらいかそれ以下か。
今日参列した告別式の喪主挨拶は1割の方だった。
喪主が会場の方を向いて、ゆっくりと自分の言葉で故人のことやこれまでの感謝を述べていたのが印象的だった。
喪主は、会場を見渡して「本当にありがとうございました」と最後に2回言った。
いい挨拶だなあと思った。
どんなに偉い人でも、手元の文章を見ながら下を向き話しをしたら誰の心にも響かない。
やはり、挨拶はたどたどしくても相手を見て自分の言葉で話した方が心に残るものだ。
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