小さかった頃、唾液というものがどんなものか知らなくて「口の中から水が出てくる!」と一人焦っていた、と息子から聞いた。
夜寝ようとしたら口の中に水がたまってきて、飲んだらまた口の中に水がたまってきて、また飲んだら水がたまって……という具合にきりがない。(唾液だから)
布団の中で息子は、
「この水を飲み続けるしかない!」
と真剣に思ったという。
息子が一人そんな格闘をしていたとは、夢にも思わなかった。
知識と経験の無さがなせる技である。自分にも似たような体験があったかもしれない。
こうした事を笑い話として話せるというのは、有難いことである。
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