午前9時前頃だったと思うが、車でパチンコ屋の前を通ると駐車場に大勢の人たちが並んでいた。そこがパチンコ屋であることを認識する前に、駐車場に並んでいる人たちを目にしたわたしの脳は、こう判断した。
先日の台風による被害で困っている人たちが水を求めて並んでいるのだろう
パチンコ屋の看板を見て一瞬で「ああ、パチンコ屋に開店前に並ぶ人たちか」と脳を切り替えることができたが、よくよく考えてみると今日本の各地では、本当に水を求めて並んでいる人たちもいるわけだ。
同じ並ぶという行為でも意味合いが全く違う。
かたやパチンコ屋のラッキー台を求めて、かたや生活に使う水を求めて。
台風が一つ日本列島を通り過ぎただけなのに、人々の生活はこうも違うものなのか。
「因果なものだ」と一言で済ますのは、止めにしておこう。
これは過去か未来の自分かもしれないから。
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