「戦争は女の顔をしていない」という本の中に
わたしたちは「男の」戦争観、男の感覚にとらわれいる。
という言葉がある。
ウクライナ生まれの女性作家スヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチが戦勝国であるソ連(現ロシア)への女性に対してインタビューした本の一節だ。
今ロシアとウクライナで戦争がおきている。
国と国、地域の問題もあるだろうが、別の角度からみていくと違う問題も見えてくる。
ゼレンスキーもプーチンも男だ。
この2国に関わらず、上に立つ人や意見を発する人のほとんどが男という問題だ。
G7代表も全部男(7国のじいさん)だった。
「戦争は女の顔をしていない」というタイトルを別の視点で言えば、「世の中は女の顔をしていない」となるのではないか。
急激な新型コロナ感染拡大を受けて、日本の各都道府県の知事が集まって全国知事会があった。
女性知事もいることはいるが、これもほとんどは男である。
もっとローカルな話をするとわたしの住む地域(茨城県の城里町)の町議会議員もほとんど男だ。
大きな声で(実際に声が大きいのだが)意見をいう人のほとんどは男。
女性の意見が社会に反映されていないとよくマスコミでいわれている。
地球上では半分が女性であるにも関わらず、あるべき場所に女性がいないという問題。
定年退職した夫が「これからは地域社会に貢献したい」などと馬鹿な事を言い出したら、まずは身近な事、料理、掃除、洗濯、皿洗い……そういう事で貢献しな!と妻から言い渡されることをわたしは望む。
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