写真を撮るとき、景色や人物などなにもかも盛り込もうとすると、大抵はつまらない写真になってしまう。
一番撮りたいモノにファインダーを寄せてある程度画面からはみ出すくらいに撮影してみるとその写真の意図がはっきりとする。
どこに視点が定まっているか?というのは結局は余計なものは入れないようにするいうことだ。
【2011年8月13日/仏壇の前で子供が全員本を読んでいるところを撮りたかった写真、しかも全員絵本!】
ホームページでもシンプルなものは分かりやすいし、その意図も伝わる。
【きのこの話/ほぼ日刊イトイ新聞より】
<きのこの話>は、きのこの写真があって、その下に「食べられる」「どちらともいえない」「食べられない」の3種類の回答ボタンがあって、ユーザがボタンを押すと答えときのこの話が表示される仕組みだ。写真のクオリティと文章の面白さもあるが、作りはいたってシンプルだ。一問挑戦するともう一問次のきのこを...などとなっていく。
同じ作りで<きのこの写真>と<文章>でコンテンツが成り立っているため更新がしやすいと思われる。
シンプル・イズ・ベスト!
それは人生のあらゆるところに通じている気がする。
シンプル・イズ・ベストという言葉をわたしたちは知っていて使うこともあるが、実践することは意外にも簡単ではない気がしている。
なぜなら、わたしたちは何もかも盛り込んでしまうつまらない写真家であろうとするから。
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