【写真/2013年6月30日 NORITZ ORM-3100Y(ノーリツ石油給湯器付ふろがま)】
3.11震災以降も大活躍!
わが家のボイラーは、ノーリツの<石油給湯器付ふろがま>という製品だ。
2013年現在、このボイラーは20年以上昔の製品となる。
最近給湯ボタンを押してボイラーに点火してもすぐに電源ランプが点滅しリセットが掛かるようになった。
ボイラーにリセットが掛かってしまうと、安全装置が働いてボイラーが停止する。例えばシャワーを浴びているときなどお湯から急に水になってしまう。これから夏にかけてはそれ程問題ないが、冬場は辛い。お風呂に入っているときにボイラーが停止すると、家族の誰がに頼んで、電源ボタンを再度押しなおしてもらうことになる。昨年からお風呂に入っている最中に、よくボイラーが止まってしまうようになった。今年は頻度がさらに短くなり、お風呂に入っている最中は2度、3度と電源ボタンを押すことになる。
家族間で、ボイラーを買い換えようか、という話もでたのだが、一度中身をみてからにしようと思い、メンテナンスと称して、ボイラーのねじを外してみた。
わたしの行ったメンテナンスは、以下の3つ。
<ボイラーの水抜き>
<オイルフィルターの清掃>
<ボイラーまわりの清掃>
ボイラー全体写真
向かって左側の黒い配管が、給水管。グレーの配管が、排水管。
1.ボイラーの水抜き
給油タンクについている送油バルブを閉めて、油がボイラーに流れ込まないようにする。(この作業を怠るとオイルフィルターの清掃で油まみれになります)また、水抜きとはいえ油は発火すると危険なため安全のためにも送油バルブを閉める。
ボイラーの電源コードを外す。(感電死したくないですからね)
給水管のバルブを閉め(左のバルブ)、排水管のバルブ(右側のバルブ)を開ける。これでボイラー内の水が排水される。
給水管を閉め、排水管をあけた状態
このとき、お風呂場の蛇口やシャワーを開けた状態にする。ボイラーとお風呂場の蛇口やシャワーはつながっているため、上記で給水管バルブを閉めた場合、配管に残っている水が全て出てしまうと、蛇口を開けたままでも水はでなくなる。(はず。わが家ではそうだった)
ボイラーからの給水管、排水管双方には、指で回せる小さなバルブがついている。これは、空気を配管にいれる弁だ。
両方ともゆるめる。
写真にもあるように、ORM-3100Yというタイプのボイラーは減圧弁、安全弁(水や水蒸気の圧力を逃す弁、圧力鍋の蒸気バルブのようなものでしょうか)内蔵型ということで、この部分の操作はしなくてもいいように出来ています。比較的、メンテナンスはしやすいようです。
以上が、水抜きの方法。
このままの状態で、ボイラーのパネルを開ける。
2.オイルフィルターの清掃
ボイラー向かって右側面のネジを二つ外す。これは簡単に手で外せる。
前面のパネルは、プラスドライバーを使い、上のネジ2つを外す。
写真にはないが、パネルを開けると中はボイラー下のコンクリートを突き破って生えてきた竹の葉でびっしりだった。
竹は乾燥しており、黒くこげたものもあった。う〜ん。これは、火事になっていてもおかしくない状態。ああ、恐ろしい。(ちなみにわたしが行った<ボイラーまわりの清掃>とはこの竹を取り除く作業のこと)
前面パネルを空けるとオイルフィルターが下に見える。(下の三角錐は、地震安全装置)
オイルフィルターは下から見て左に手で回すと簡単にはずせる。でもその前にオイルがたれてもいいように下に布や新聞紙などおいておくのがベストかも。(写真では、十分にオイルがたれてますねぇ)
オイルフィルターの中にはストレーナが入っている。ごみを取り除く、わたしはおっくうがって新聞紙でゴミを取り除いたが、普通は同じ油をつかって洗い流す。これで、清掃完了。
フィルターには、高級なウニのように見えるごみが沢山たまっていた。(作業が、油まみれで写真はなし)
漏電ブレーカもパネルを空けると上にある。
作業完了後の様子(最初は竹がうずまいていた)
最後に<ボイラーの水抜き>で開けた空気入れのバルブ2つを閉め、排水弁を閉め、給水弁を開ける。
給水弁を開けると、先ほど開けておいたお風呂場の蛇口とシャワーから威勢よく水が出てくるので、お風呂場に直行して閉める。
これで水がボイラー内に行き渡る。
ボイラーのコンセントをつなげる。
給油タンクにある送油バルブを開けて、ボイラーに油を行き渡らせる。
ボイラーの電源ボタンをおそるおそる入れてみる。
これで正常にボイラーが点火して、お湯が出ればメンテナンス終了。
今日は、この作業の後、お風呂に入った。
いつもならボイラーが勝手に停止してしまうのだが、今のところリセットは掛からない様子。
まだまだ直ったのか分からないが、なんとかメンテナンス前より調子がいいようです。
今回の反省ではないが、今後は一年に一度はメンテナンスしようと思った次第です。
あと何年このボイラーが動くのか分からないが、今後が楽しみだ。
ノーリツさん、良い製品をありがとうございます。
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