「コンピュータは突き詰めると記憶することしか出来ない」とわたしが先生の仕事をはじめた頃ある人に言われたことがあります。
ごみ箱に入れるとデータが消えるじゃん、とその時思ったわけですが、事実は違いました。
コンピュータのごみ箱に、あるファイルをドラッグドロップして、完全に消去を選んだとします。その時、コンピュータが行う作業はもともとそのファイルがあった場所に「ここには何もないよ」という情報を書き込む(記憶する)ことなんだそうです。わたしは目から鱗でした。「何もない」という情報を記憶するのです。
情報処理の国家資格を勉強していた時にコンピュータは加算(足し算)しか出来ない、ということも学びました。
何でも出来るイメージのコンピュータですが、実は不器用な方なのかもしれません。
ふだんからコンピュータを使うわたしは少し安心しました。
でもやはりコンピュータを作った人は偉いです。
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