カメムシが窓際にいたので、窓を開けて外に出そうとした。
わたしはたいていの場合、カメムシを見つけると人差し指ではじいて遠くに飛ばす。
今回のカメムシは幸い窓際にいたので、指で一度はじけば外に飛ばされるはずだった。
しかし…
はじいた人差し指の爪の先にカメムシはくっついた。
「うわっ」と焦って、手を振ったらまた窓際に戻った。
(しかし… からもう一回リピート)
怒ったわたしはついにカメムシを手に握って窓から放り投げた。
これがいけなかった。
もしや!と思って嗅いだわたしの手は、いままでに無いくらい強いカメムシ臭がしていた。
普通の姿勢をとっていると、手は鼻より下に位置するので常にカメムシの臭いがわたしについて回るようになった。
この状態で誰かに会ったら、「なんか、カメムシ臭くない?」というセリフを確実に聞く。
はたまた「この人の体臭カメムシっぽい」と心の中で思われるのは更にいやだ。
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