エブリイバン(DA17V)で車中泊をやってみようと数年前に作った後部座席の自作フラット床を写真付きで紹介します。
ちなみに初冬の寒い時期に2回ほど車中泊をしましたが、寒くてぜんぜん楽しくありませんでした。
夏場は暑そうだし…。
個人的には安いホテルに泊まった方が車中泊より快適に寝ることができておすすめです。(トイレもあるし!)
フラット床の構成
わたしのエブリイバンはJOINというタイプで、後部座席が片方ずつ倒せるタイプです。
フラット床も後ろの荷台部分と後部の左右座席部分とに三分割して作りました。
だからこんな風に3人乗りにして後部座席を片方使えるようにしてもフラット床として使えます。(逆の椅子でも可能)

直接触れるフラット床の部分は、合板の上にホームセンターなどで売っている計り売りのクッションフロアシートというものを両面テープで貼ってタッカーで補強して作りました。

合板は、12㎜を使いました。9㎜だと上に乗った時少し不安です。
クッションフロアシートは、3㎜ほどの床材ですが、クッション性もあって合板にじかに座るより快適です。両面テープは一応フロアシート用の幅広の両面テープを使っています。
フラット床の下の支えには、モノタロウで購入したWP型支持脚(補強支持脚タイプ) というボルトにゴム脚がついたものを使いました。
この支持脚を使うことがポイントかもしれません。
ゴム脚部分がネジになっているので微妙な高さ調整ができるからです。エブリイの床はけっこうでこぼこしていて、場所により高さがまちまちでした。
わたしが購入したのは上記製品の品番WP-80で高さが約8cmです。本当は90cmくらいの高さの支持脚が欲しかったのですが、無かったです。
後部座席部分の床下です。
この支持脚2個を1×4材にくっつけて、ベニヤ板や角材などを適当に使って、以下のような床下を作りました。

後部座席部分は、運転席側が高く荷台にかけて低く傾斜しているため、支持脚2個は荷台側に配置し、運転席側は適当な高さの角材を使いました。(←この適当な高さの角材をみつけるのに苦労した気がする)
支持脚をつけるのに1×4材がちょうど良い幅でした。
後部座席を倒して、ゴム脚が下にくるように床下を配置し、合板で作ったフラット床を乗せたイメージです。

支持脚のゴム部分は荷台が少々波打っていてもしっかりと支えてくれます。

左側の座席も同じように設置しました。

荷台部分は、支持脚を6個使いました。
支持脚は、横に2本通した1×4材に3個づつ配置しました。1×4材同士は適当な角材でくっつけています。

荷台部分の床下は、支持脚6個では安定するかと不安でしたが、上にフラット床を乗せると全く問題なく安定して使うことが出来ました。
床下の上に直接フラット床を乗せると車を走行させたときけっこうバタつきました。
あとから床下の上部分に滑り止めを両面テープを使ってくっつけました。(かなり効果ありました)

荷台部分にフラット床を乗せて完成です。

荷台部分のフラット床はサイズが大きく重いので、楽に持ち上げられるようにひもをつけておきました。(意外と重宝しました)

床下は5cm~8cmほど隙間があります。
タオルや薄いもの(後述する窓枠の目隠し等)なら十分収納可能です。

実際に車中泊したときフラット床の3つが合わさる部分を踏んだ時、フラット床が持ち上がってしまったので、丸太を同じ高さに切って左右後部座席の間の床下に置きました。(実際に活用すると見えてくるものがありますね)

わたしの失敗
当初わたしは、エブリイの荷台を倒した状態というのは、ほぼフラットなのだと考えていました。
後ろの席倒して、床板をしけばOKじゃん!
と考えていました。
ところが、荷台は少し傾斜しているんですね。
フラット床部分だけを最初に作ってしまったので、荷台の上に自作のフラット床を置いた時、ただのでこぼこした板が3枚置いてある状態となりました(笑)
そこで、支持脚をつけた床下を作って、その上に最初に作ったフラット床を置こうとしたとき、後部座席のシートベルトカバーの出っ張りがじゃまでフラット床を置くことが出来ませんでした。
だからわたしの場合、シートベルトカバーを外してフラット床を設置しています。

シートベルトカバーを外した状態は少しかっこ悪かったので、余ったフロアシートを切ってカバーがあった場所につけました。意外と調和してます。
その他自作した装備
車中泊をしようとした手前、いくつか作ったものや工夫したところも紹介しておきます。
プラスチック段ボール(通称プラダン)を窓枠に合わせて切って作った目隠しです。

後部座席側はプラダンの外側にアルミシートを少し大きめに貼り付けてあるので、窓枠につけたとき落ちにくくなります。(ちなみに断熱効果はほぼ無し!)

一番後ろの小さい窓枠はあまり奥行がないので、アルミシートをつけても車の揺れですぐに落ちます。
わたしの場合、プラダンの両サイドを磁石でとめていました。

ほとんど使いませんでしたが、後部座席のアシストグリップを外して左右の窓側にパイプを通しました。
穴あけしたくなかったので、写真のように下側のネジしか止めていません。

バックドアの部分の目隠しですが、黒い合成布シートを切り売りで買ってきて強力磁石でつけていました。
合成布シート(サイズは123cm×74cmほど)

バックドアにつけた様子

ネオジム磁石という強力なものなら6個ほどで足ります。

オーバーヘッドコンソールを活用する
わたしのエブリイには運転席と助手席の上にオーバーヘッドコンソールという便利な物入がついていました。

ニトリで買ってきた遮光カーテン(長さ130cm×幅100cm)のフックをこのコンソール枠にひっかけていきます。

前席の背もたれにかければフロント側の目隠しになりました。

ただしカーテンの両サイドに若干の隙間ができます。

隙間が少し気になったので、バックドア同様にネオジム磁石で止めて完全に目隠しができました。
ただし、前席ドアを開けると磁石が落ちます!(笑)

以上、エブリイバン(DA17V)の後部座席を簡易的にフラットにしたイメージでした。

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