春は布団の中が一番心地よい。
学生時代、寝坊をしたわたしは罪悪感を感じていただろうか。
なぜかあまり思い出せない。
親が怒るから寝坊してはいけない、とわたしは考えていたかもしれない。
あるいは、「早起きは三文の徳」ということわざを知っていたから、寝坊はマイナスな行為としてとらえていたかもしれない。
でも寝坊すると、なぜ親は怒って、三文の徳ではなくなってしまうのだろう。
人が社会の中に入ると、寝坊はマイナスな行為となる。
「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、3月にもなると目が覚めて寒いなあと感じることも少なくなってくる。
本音を言えば、自然に身をゆだねて春眠をむさぼりたい。
布団の中で「眠たくば 死ぬまで眠れ 墓の中」という句が同時に頭の中をぐるぐるとまわっている。
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