我が家の縁の下の春から夏にかけて生えてくる草がある。
しかも生えてくる場所は縁の下の柱の脇からで、しかも柱の周囲はコンクリで埋まっていて土がほとんど無いにも関わらず、である。
拡大図
冬になる前に枯れていつの間にか無くなっているのだが、また春になると生えてくる。
一度、柱をペンキで塗った時があって、塗るのに邪魔だったので引っこ抜いたことがあった。しかし、いつの間にか何事も無かったかのように同じ場所からよみがえったのだった。
周りに土がいっぱいあるのになぜそこから?というわたしの思いも関係なく、当たり前のごとく復活していた。
妻がホームセンターで買ってきて植えた寄せ植えの花も冬になると枯れてまた春になると花を咲かせている。
妻はひと夏だけ寄せ植えを楽しむつもりで買ったようなのだが、買われた花は違ったようだ。
その辺の雑草や花など人間の手からすれば簡単に引っこ抜いて死に至らしめることが出来る。
人間は、「草花は、かくも弱いものだ」と思いがちだが、当の草花たちの生命力は大したものだ。
そこにただ生えているだけの草や、道端に咲いているだけの一輪の花も、実は色々と乗り越えてそこにあるのだ。
人間が自然から学ばなくなったらきっと終わりだろう。
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