ゲームを作るYouTube動画をUnityのゲーム制作授業に取り入れてはどうか?
英語だが、テンポもよく10分でFlappy BirdというゲームをUnityで制作する動画がある。
実はFlappy Birdは日本人含め各国の人々がゲーム制作動画をアップしている。
しかし動画だけで1時間も掛かるものは長すぎるのでパス。
もちろん長い動画は説明が丁寧でいいのだが、授業で利用するならエッセンスだけをまとめた短いものの方が、生徒に考えさせる時間を与えることが出来て非常に良い。
わたしはこの動画を普通に見て作成したが、正味1日掛かった。
動画はあくまで10分に編集してあるだけ。
制作 → 実行確認 → バグチェック などなど…これらを考慮するとUnityに慣れている人でも1日~2日は掛かる。
この動画を見ながら作った完成品がこちら。
この動画の良い点は、テンポが良いところ。本当に作れそうな気がしてくる。
10分間で見ているだけでも作っている雰囲気が体験できる。
悪い点は、後半かなり操作手順を端折っているところ。
例えば…
- いつの間にか当たり判定用のコライダーがオブジェクトについている
- C#のソースコードが画面ぎりぎりで見えにくい箇所がある
- いつの間にかインスペクタウインドウの変数にアタッチしている
- スクリプト部分がすぐに画面から消えてしまうので一時停止を余儀なくさせられる
Unity経験者でも戸惑う部分は多い。
よって、初心者はこの動画をみてFlappyBirdを作ることは難しい。
しかし、この動画を授業教材の視点でみると悪い点が良い点へと変わる。
ある程度Unity経験者がいれば、動画で欠けているところを補完して作成していける、という点が絶妙な難易度となるからだ。
Unityを理解できている学生なら自力で考えながら進めることが出来るだろうし、途中で詰まってしまう学生には、講師がフォローすることで完成まで導くことができる。
授業で利用する価値は十分にある。
「10分では完成できないけど皆で挑戦してみようか?」などと学生に問いかけてみると面白いと思う。
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