わたしの中で日本映画の傑作3本をあげるとして、その1本に確実に入るのが三谷幸喜が監督した「有頂天ホテル」だ。
わたしは今までに2回ほどこの映画を見ていたのだが、2回見ても全く気づいていないシーンがあった。
「有頂天ホテル」は、大晦日の夜にあるホテルで起きる最悪の出来事の数々が、最後の最後一つ一つ繋がって感動のフィナーレを迎える、という映画だ。映画のラスト、新年を迎えるカウントダウンのあと出演した役者一人一人がワンカットで映し出されていく。
つい昨日も家族でこの映画を見た。
そして今日、皆で感想を述べあっていた時のこと。
最後のシーンに謎のアテンダント「ナオミ」の姿がないのが気になったよね。
と家族の誰かが言い出した。
わたしもすんなりうなずいた。妻も息子も同意している。
しかし、娘だけは「えっ、いたじゃん」と言う。
再度、家族で見直してみた。
なんとナオミは...
わたしは「有頂天ホテル」の感想を家族以外の人と話したことが無いので分からないが、わたしたちのように鈍感な人がこの世にいるのだろうかと感じた次第。(いるわけないさ)
人の思い込みというのは、怖い。
一度そう感じてしまうと何年経ってもその思い込みが変わらないということもあるのだ。
もしかして別の映画でも勘違いして見ているかもしれない。
いや映画ならまだしも、もっと人生のうちで大事なことを見落としてやしないだろうか。
ちょっと怖くなってきた。(まあ今回はわたし以外にも鈍感な家人がいたことが幸いだ!)
まあともかく、映画って本当にいいですね!
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