長崎瞬哉(詩人)

俳句:どこか

今日はどこ 行ってみようか 本ひらく 長崎瞬哉
そういう気持ち

心が動けば、暑さを忘れる

今日の日本は全国的に暑い日だったようだ。 娘も「あつい!あつい!暑くないの?」と言って冷たいアイスやゼリーを食べていた。(それだけ冷やせば暑くないだろう) 暑いのは自然現象だから仕方がないとして、1日中ずっと「あつい!あつい!」とも言っては...
児童書のおすすめ本

本の感想:つきのふね

つきのふね 森絵都(著) 『つきのふね』は、この作品の舞台となっている1998年に出版された森絵都の児童書である。 児童書として書いた、とは作者本人が言っている。 本書を読む前にわたしがタイトルから想像したイメージは、「やわらかいファンタジ...
そういう気持ち

本を読む速度

人は同じ本を読んでも同じ事を考えている訳ではない。 同じ一つの文章を読んでも、皆が皆同じ事に考えを巡らしている訳ではないのだ。 小説の一文を読んだある人は、そのままの意で受け取るかもしれないし、またある人はその一文から過去の記憶を呼び覚まし...
面白かった本(小説)

本の感想:涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱谷川 流(著) 「東中学出身、涼宮ハルヒ」「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 高校生になった主人公の俺こと「キョン」(主人公の中学時代あだ名)...
面白かった本(その他)

本の感想:フランス人は10着しか服を持たない

フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣 ジェニファー・L・スコット(著) 本書にたびたび登場する言葉のが「シック」という言葉だ。 シックは、”chic”と書く。 日本語だと「上品で洗練された」とか「粋な」...
そういう気持ち

自由な場所

学生時代に勉強した国語のテストでは、よく長文読解問題として「この部分での筆者の意見を述べよ」などという問題がまことしやかに存在していた。 わたしが一番嫌いだった問題だ。 いつも「そんなの分かる訳ないじゃん!」と考えていたが、テストの解答欄に...
言葉

2019年1月の本のメモ

なにが老人の日なものかとボクは思った。現代はまさに実権を掌中におさめた横暴の「老人の時代」じゃないか。  五十五歳で会社を定年退職。あとはさびしい孤独な老人!(お望みとあらば、養老院じゃ受け入れてくれることになっている!)というのは、見せか...
面白かった本(その他)

本の感想:ショートショートの花束9

ショートショートの花束9 阿刀田 高・編 本書の装丁は、一見わたしが高校時代によく読んだ星新一や阿刀田高の単行本を彷彿させる。 本書は、「小説現代」のショートショート・コンテスト入賞作品を60編集めた単行本の中の1冊である。 60作品とも全...
面白かった本(その他)

本の感想:プログラミングのはじめかた

プログラミングのはじめかたUnityで体験するゲーム作り あすな こうじ(著) わたしは特に4章の「面白い」と感じるのはどういう時だろう、という問いに対する著者の答えにはハッとさせられた。 本書は3章「はじめてのゲームづくり」と4章の「はじ...