読んだ本

本の感想:尖閣戦争

尖閣戦争
ー米中はさみ撃ちにあった日本
西尾幹二(著)
青木直人(著)

尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223)

2010年に出版されたこの本の内容を2014年に読んでみる。
著者二人の危機感というか愛国心が前面に出た内容で、ややもすると感情論かと思ってしまうが、現在のアジアの情勢、世界情勢をみるにつけ、この本の内容はほぼ的を得ていたと分かる。 続きを読む

本の感想:「便利」は人を不幸にする

「どんどん便利になる技術に対する不安」を著者の視点だけではなく、色々な人へのインタビューを通じて明らかにしていこう、という本。

「便利」は人を不幸にする
佐倉 統(著)

「便利」は人を不幸にする (新潮選書)

正直なところ、本全体を通しては、まとまりがなく感じた。
ただ、わたしが面白いと感じた部分は著者の行った色々な人へのインタービューだ。
以下は、インタービューの中から、わたしが面白いと感じた視点や考え方。

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本の感想:爪と目

爪と目
藤野可織(著)

爪と目

2013年(第149回)芥川賞ということで、マスコミが取り上げなくなった頃に読んでみた。
<純文学ホラー>と帯には書かれていたが、純文学を差し引いても「ホラー」ではないと感じた。

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本の感想:10年後困らない働き方研究/日経プレミアPLUS VOL.1

日経プレミアPLUS VOL.1
特集 10年後困らない働き方研究
日経プレミアPLUS VOL.1
つまらない本だ。
「スマホ世代のマガジン型新書」という訳の分からない注釈がついている。「スマホ世代」というところからしてよく分からない。どんな世代なのだ?
タイトルの「10年後に困らない働き方研究」というよりは、「この本で、いくつか現代風の働き方を紹介しますね」といった内容だった。

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本の感想:今日から日雇い労働者になった

乾燥機の中でグルグル回る洗濯物を見ていると今の生活そのもののような気がしてきた。乾燥機は入れた金額の分だけ回るがお金がが切れたらストップだ。この生活も似たようなもので日雇いの仕事が得られなくなったらおしまい、こんな生活が一生回り続けることはないのだ。 ー本文より
今日から日雇い労働者になった
増田明利(著)
今日から日雇い労働者になった
30日間東京で日雇い労働者として体験した著者の体験記。

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最後まで読むことが出来なかった本

途中までは読んだが、最後まで行き着くことが出来なかった本がある。
本の中には2度、3度挑戦したがやはり最後まで読むことが出来なかった本がわたしにはある。
そんなベスト3である。

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名文を書かない文章講座

村田喜代子さんの書いた『名文を書かない文章講座』という本がある。
名文を書かない文章講座 (朝日文庫)
この本の冒頭で、村田さんは文章を書くということについて面白おかしく説明してくれている。

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鏡の中の自分を殺せるか?

わたしの好きな漫画に松本零二描いた銀河鉄道999(スリーナイン)がある。
ここに登場する地球では、機械人間と生身の人間がいる。
機械人間は永遠の命を持っている。対して生身の人間は限りある命だ。
生身の人間は、現代の地球で言う動物のような扱いを受けている。例えば、狩りの対象にされる。
機械人間に殺されたお母さんの分まで生きようと、永遠の命を求め銀河鉄道に乗り、宇宙を旅する少年哲郎が物語の主人公だ。
銀河鉄道999の最後の巻だったと思うが、印象に残っている言葉がある。
「鏡の中の自分を殺せるか?」
哲郎と一緒に旅をする謎の美女メーテルの母親である女王プロメシュームが叫ぶシーンだ。
A sunset of one day - iPhone
【写真/2010年9月29日の一番星】

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本の感想:ルポ餓死現場で生きる/石井光太(著)世界はわたしたちが想像しているよりはるかに複雑だ

ルポ 餓死現場で生きる (ちくま新書)
石井光太(著)
ルポ 餓死現場で生きる (ちくま新書)
途中で読む事をやめたくなる。
アフリカ・アジアを中心としたストリートチルドレン、子供兵、売春、児童労働、エイズ…これらの問題があることは知っていたが、その当事者たちの気持ちに迫った本は今までなかった。
世界中の貧困地域を渡り歩いた著者の書くあまりに悲惨な状況には、ため息すら出ない。

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本の感想:副島隆彦著「欧米日やらせの景気回復」で気に入った部分

欧米日やらせの景気回復
副島隆彦(著)
欧米日 やらせの景気回復
本の帯には、
”世界強調ジャブジャブ・マネー”が作り出したこの円安、株高に騙されるな!
とあった。
この本には、「金融」に関する警告あるいは、予告の類いが多く入っており、お金で騙されないためにも購買意欲を誘われる本だ。
しかし、わたしは、別の部分が気に入った。

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