2014年 2月 の投稿一覧

本の感想:本当の旅は二度目の旅/谷村新司

本当の旅は二度目の旅

谷村新司(著)

コンサートでのトークが上手である、という情報を少なからず知っていたが、それは本当だと感じたのは、「はじめに」の冒頭部分を読んだ時だ。

いつのまにかさまようことから少しずつ離れ始めてしまう。でも心ではいつも放浪していたいと願っている。

読んだ瞬間、彼の「昴」という名曲が思い浮かんだ。 続きを読む

冷やし中華とTwitter

「Twitter始めました」

最近は、公共機関でもお堅い大学でも、あるいは銀行でもよく目にする言葉だ。
それを見ると夏が来た事を告げる定食屋さんの

「冷やし中華始めました」

を連想してしまうのは、わたしだけだろうか。 続きを読む

重い荷物

階段を上がっている老人が重い荷物をもって大変そうにしているとき、手伝おうかと思うのだけれども、余計なお世話かと思い辞めてしまう時がある。内心誰かがするだろう、などと少し期待もしている。

そういった場合、大抵は自分の中でどこか踏ん切りがつかないで自信が持てない心持ちの時だ。考えるべきことが他にあるとき、いや何事か悩んでいるときかもしれない。

同じように老人が大変そうにしているとき、何も考えず、さっと手を差し伸べている時がある。頭がすっきりとした状態の時だ。

重い荷物をもっているのは、きっと自分だ。

本の感想:三国志/三田村伸行

三国志〈2〉天下三分の計

三国志〈1〉〜〈5〉
三田村伸行(著)

三国志は長編小説だし、登場人物が多くて読んでいる最中に誰が誰だか忘れてしまう、などというわたしのような三国志初心者は、これくらいが丁度良い。
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自由律句:未来


都会の雑踏で
道に迷っておろおろしている老夫婦を見て
かわいそうだと思ったのは 私の未来


子どもに期待するより
自分に期待せよ あなたたち


大海の水を
柄杓一つで
かき出してゐるわが人生


長崎瞬哉


わたしの中の携帯電話の話

1990年代の携帯電話

東京の神田で働いていた1990年代後半、わたしは企業に電話機を売る仕事をしていた。
一般家庭向きの電話ではなく、企業向けに何回線も利用出来る電話機を売るのだ。
ちょうど携帯電話が一般庶民にも出回り始めた頃で、わたしも何台か携帯電話を売った。
当時携帯電話機は1台15万円もした。 続きを読む

パソコンは道具である

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【写真/2014年2月16日 カニのハサミも道具である – アクアワールド茨城県大洗水族館】

仕事柄「パソコン」について教えることが多い。
わたしは学生に「パソコンは道具である」というしごく当たり前の話を、よくする。
ねじ回しのドライバー、木を切るのこぎり、料理に使う包丁のようにパソコンも道具として考えてください、という話をする。 続きを読む