親と教師の欠点

毎日子どもと接している親や教師は、一見子供たちのことを良く知っているようにみえるが、余程「気づく」人でない限り、子どもの成長に鈍感だ。

わたし自身も親であり、教師である。
仕事は10年以上も続けているのだがら、さぞ教育のプロであろう、と思うのだが、実際大したことはない。わたしなど特にそうだ。

親と教師の最大の欠点は、子どもの成長に気づかないことだ。

毎日見ていると些細な変化に気づかない。
むしろ、なんで毎日教えたり注意しているのに出来ないのだ!などと子どもに対して怒りだしてしまう。

卒業して何年か経った教え子に、出会う機会がある。
卒業前は、社会に出て大丈夫だろうか(失礼!)などと考えていた学生だが、<言葉遣い>であったり、物事の<考え方>であったり、成長しているものだ。どんな学生でも卒業後に会ってみると成長を感じる。

きっとその成長は、わたしが毎日学生と接していた時からすでに始まっていて、いつしかわたしを追い越しているのかもしれない。

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