本の感想:尖閣戦争

尖閣戦争
ー米中はさみ撃ちにあった日本
西尾幹二(著)
青木直人(著)

尖閣戦争――米中はさみ撃ちにあった日本(祥伝社新書223)

2010年に出版されたこの本の内容を2014年に読んでみる。
著者二人の危機感というか愛国心が前面に出た内容で、ややもすると感情論かと思ってしまうが、現在のアジアの情勢、世界情勢をみるにつけ、この本の内容はほぼ的を得ていたと分かる。

かなり中国は危険な国だ、という論調を展開している。そしてアメリカも経済(お金)で動いているだけの酷い国である、と論じている。
日本の周囲では武力衝突が起きている。知らん顔で過ごせない状況になっている昨今、それでわたしたち日本人はどうするのか?という問いを著者の二人は日本人に問いかけている。
本書を読むと、ひどい言葉で中国、アメリカを断じている部分がある。しかし、そこが本書の要ではなくて、日本人としての意志を世界に伝えないのは、卑怯なことなんだよと訴えているような気がしてくる。

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