寺にも葬式

「寺にも葬式」という言葉がある。
人の世話をする立場にあっても、やがては人の世話となる順番がめぐってくる、という意味だ。
2011-05-04 at 09.20.08
【写真/2011年5月4日 祖父が作った彫り物に蛙をのせている孫】


お寺の住職さんにだって葬式はある。
住職さんからすれば、立場が変わって逆になる訳だ。
「立場が変わる」というよりは、何かの「順番」なのかもしれない。
自分の人生の順番がどうなっているかは、誰も知らない。
もっとも、「今日はこうなって、明日はこうなる」などとすべて順番通りに見通せたなら、人生面白くもなんともない。宝くじを買う人が、当たると分かっていてくじを買うなら嬉しいだろうが。
「人の世話をする立場にあっても、やがては人の世話となる順番がめぐってくる」というのは、ひとは誰しも、仏教でいう「生老病死」をたどるという意味にわたしとしては、落ち着いた。

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