孔子はどうやって生活していたんだろうか?

論語にでてくる「義を見てせざるは、勇なきなり」などの言葉は、漫画NARUTOでもカカシ先生のセリフとして登場した。

「子曰く~」で始まる多くの教えを残した孔子。現代でも書籍が出版されている。
現代でも、と言ったのは、孔子が2500年以上も昔に生きていた人だからだ。

孔子は<古代中国の思想家>と大抵は説明されている。
世の中には様々な職業がある。
「郵便配達員」や「タクシードライバー」などといえば容易に仕事内容の想像がつく。しかし、「思想家」とは何だろう。
同様に「哲学者」なども、わたしにとってはふだん何をしているのか見当もつかない。
義とは?仁とは?愛とは?などと考えたり、弟子と議論していて生活していけるものなのだろうか。
いや絶対に無理だろう。生活するには食べなくてはならない。
「わたしが思うに、正しい行いを目にして、何も行動を起こさないのは勇気がないことだよ」などと人に伝えているだけでお腹がいっぱいになるわけではあるまい。

孔子はもうこの世にはいないのだし、昔の本に孔子の生活ぶりがいくら書かれていようとも、それが本当かどうかわからない。
だから、わたしの想像では、孔子はふだんは農業でつつましく暮らして居り、時には「教え」に賛同する人たちからありがたい寄付をいただいていた、ということになっている。
要するに貧しい生活をしていた、というのがわたしの想像だ。
そんな人の言葉が、2500年も未来に生活するわたしたちに届いているという、不思議な話だ。

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