何が正しくて、何がわるいのか?

表紙はキラカードみたいですが、中身はもっと輝きに満ちた本です。
デルトラ・クエスト〈3〉ネズミの街
エミリー・ロッダ(著)
デルトラ・クエスト〈3〉ネズミの街
印象に残った言葉
「それじゃ、あなたはわかっているの?何が正しくて、何が悪いのか」
平和を取り戻すため、失われた8つの宝石を探し、冒険を続ける主人公リーフとバルダ、ジャスミンの旅の3巻目。
たぶん、著者の理想像は少女ジャスミンではないでしょうか。


1巻と2巻でも感じてはいましたが、少女ジャスミンはすごく重要なことがらを、真っすぐな言葉で相手に伝えています。
「なるほどね。人って、生まれたときから教え込まれると、おろかな規則を疑いもせず、守ってしまうものなのね」
「でも、いつだって、自分の頭で考えることがたいせつよ」
毎回、仲間や旅の途中であった人の誰かしらが、危機を乗り越えるときに、重要な役わりを担ってくれるところに人生を感じます。
主人公リーフのセリフ
「空から見れば、ぼくたちなんか、アリみたいなものだろうな」
も心に残りました。

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