不安を煽る世の中で生きる

世の中は不安を煽る情報で溢れている。
年金が受け取れなくなる、とか老後に備えて今から投資を!などと不安をネタにした記事や情報が多い。
日本は世界でもまれに見る高齢化社会であることは事実だろうが、だからと言って不安を煽ってばかりいないで時には楽観的な意見も欲しいものだ。

「年を取って無一文になっても、なんとか生きのびる方法」
「90歳一人暮らし。毎日の楽しみはコレ!」
「若さと家族とお金を失って得たもの」

などというタイトルなら読んでみたい。
「老後」や「お金」の不安を煽る人たちは、「若さ」や「お金」がないと困る人たちなんだろう。
むしろ、「若さ」や「お金」がないならないで「どうやって生きたらよいか?」を考えて暮らしていくのも知的で楽しい人生ではないかと思う。
わたしは40代。ちょうど人生の境目にいる気がする。
今までの人生があっと言う間だったとも思わない。色々な事を思い出せば、長かったようにも感じる。80代まで生きたとして、まだこれから40年も生きていくのは大変だろう。そう考えるとわたしは80歳や90歳の人に対し尊敬の念を禁じ得ない。
なぜなら、80歳や90歳の人たちは、きっと長い間不安を煽る世の中と対峙してきたに違いないから。

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