べつの今

こんな夢を見ました。
海岸沿いを、誰かと二人歩いています。
いつの間にか私は一人になっています。
一緒に歩いていた人の方を見ると、なにやら私に手招きしています。
その人はもう腰をおろしていて、私の座る場所を確保して、こっちに座ればと手招きしているのです。
どうやらその人は、私の大切な恋人のようです。
私はその人の横に座りたいのですが、どうしても周りに落ちているゴミが気になってしょうがありません。
私たちの周りには沢山のゴミが落ちているのです。
だから、私はそのゴミを拾ってから座ろうと思い、次から次へとせっせと拾っていきます。
大体のゴミを拾え終えたところで、私はその人のところへ歩いていきます。
さて座ろうか、といったところで目が覚めました。
目が覚めた後、私はすぐに考えました。
もしかしたら、その人が手招きしたときにすぐにでも横に座って、二人で一緒に海を眺めた方が良かったんじゃないかと。
そうすれば、きっと違う展開になっていたかもしれません。
どちらが良かったのかは分かりませんが、人生の選択肢は夢の中にまで存在しているようです。
〓武田〓

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